棚田の草刈り(2回目)

草刈をしました。上の棚の方が、田植えをしている横で草を刈る・・・^^;


3.21に、上部をざっと刈りたおし 4.5、2回目は草の株元を丁寧に刈り直しました。

この方法なら、比較的、早く安全に作業ができると思います。

地下茎を張り巡らせて生息域を増やしてゆく草(”ハイキビ”というそう)の繊維は固く、

成長が早く、樹勢も強い。

一般的には耕運機で耕すところですが、棚田は”田ウナギ”の住処でもあるので 水は抜けず

土中に岩もあるので 大型の機械をいれるのは危険です。

あいにく持っている小型の耕運機はエンジントラブルで代わりのエンジンを探し中

手作業で抜くと3か月はかかりそう。

それで、こちらも畑の土づくりと同じようにできれば自然と植生が変わるのではないかと

地主さんに相談をして了解をいただき、あいている場所にムクナ豆を蒔いてみようと思っています。


一方、昨年 田植えをしていただいた稲の株が 分岐して増えていました。

ただ、昨年は何も施肥をしなかったせいか 稲穂は殆どつかず、稲の背丈も低い。


7年ほど前からお借りしていた棚田は無施肥でも実っていたけど これはもしかすると、上の棚からの流れてくる水に肥料分が残っていたせいかもしれない。この栄養の不足を補うには、

昔は周囲から刈草や落ち葉、ソテツまで投入して、家族総出で泥の中に踏み込んでいたのだそうです。

ムクナ豆はアレロパシー作用があり、イネ科以外の草を枯らします。伸ばした蔓を地ばいさせることでハイキビを覆い 樹勢を弱めつつ、堆肥として栄養を補うことができればと思います。

それに加えて、稲の成長にはケイ素が必要らしいので、ススキ、サトウキビバガス、落ち葉も追加投入しようかな。作業が遅れてしまったけど

稲は多年草なので、残っているので稲株を分けて苗として植え替えてみるのもいいかもしれません。

それほど多くはないですが、今まで収穫した米を脱穀せず種もみとして保管しています、

何しろ貴重な久米島在来の、もち米です。(品種名はわからないそうですが)


草刈後、福岡県の無農薬農家さんから”米ぬか”を取り寄せ、20kg全面施肥しました。

上の画像は棚田の最下面 一昨年、春雄さんが移住する際に託された稲です。

ここは奇跡的に(僅かながらも)稲穂をつけ、草に覆われることもなく育っています。


上の棚の苗にもいえることですが

関わってくださる、沢山の方々の願いが、つうじているのかもしれません!



そらいろのたね

人と自然が共存できる暮らしをめざして できることから実践してみよう!と2011年から、果樹や薬草、稲や豆など多様な植物を育てています。

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